2009年04月14日

大好物の笹かまぼこ

笹かまぼこってほんとおいしいですよね~。そこでちょっと笹かまぼこについて語ろうかと思います。笹かまぼこは、その形状から、元は「木の葉かまぼこ」「手のひらかまぼこ」「平かまぼこ」「ベロかまぼこ」などと呼ばれていたんです。

仙台市一番町に1935年に創業した阿部蒲鉾において、旧仙台藩主伊達家の家紋「竹に雀」の笹に因んで「笹かまぼこ」と呼ぶようになり、その後、旧仙台藩地域でじょじょに名称が統一されていったといいます。最近では、「笹かま」と略して呼ぶ人も増えていますね。

笹かまぼこは、支店経済都市でもある仙台市の仙台駅で土産品としての地位を確立したため、全国的には「仙台市の特産品」との認識もありますが、名称の由来からも「旧仙台藩の特産品」といえるのです。

そのため、特定第3種漁港を擁する気仙沼市・石巻市・塩竈市のほか、宮城県内の太平洋沿岸の港町でも生産が多くなっているのです。

なお、阿部蒲鉾との違いを出すため、現在も「手のひらかまぼこ」の商品名を用いる企業もあるんです。現在の製法は、笹形の木枠あるいは鉄製枠にすり身を入れてある程度成型し、贈答品などではその後手で細かな成形を加えて、竹串に刺して焼いて作られます。




Posted by narushisasu  at 17:16 │つぶやき



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